重要無形文化財
(人間国宝)他加賀友禅作家
初代 由水十久
草花をモチーフにしたデザインが多い加賀友禅の中で、最も扱いづらい人物画を好み、なかでも童(わらべ)を題材にした独自の世界観をつくり上げています。こだわりとしては「あくまでも着る人が主役」と言い、着物を着た時にどこから見ても美しく見えるように描かれています。
二塚長生(人間国宝)
友禅の糊置き技法の中でも江戸時代中期に流行した糸目糊置きのみによって模様を白く表す技法を用いて、躍動感あふれる自然をモチーフにダイナミックに表現されています。
木村雨山(人間国宝)
日常生活の中で目にするものを多くデザインに取り入れ、加賀友禅の伝統的な表現的技法に日本画で学んだ技法を加え、雨山独自の作風によって生み出された唯一無二のものです。
京友禅作家
羽田登喜男(人間国宝)
庭園や自然を愛し花鳥風月を題材に求める。特に、おしどりの模様は独自のデザインに人気が高い。また、野の草花を豪華な模様にデザインするのも特徴的であります。
山田 貢(人間国宝)
大胆な構図と清冽な色彩による新しい友禅の世界を切り拓くかれ染織界に大きな影響を与えた一人。松や波、魚などの自然物の他、古典的な模様を題材に描き、伝統的な手技による表現の明確さが迫力ある力強い美しさを完成させています。
森口華弘(人間国宝)
あえて色数を少なくし、色濃淡によって深みを追求する方向にすすみ、おおらかな構図で気品ただよう独自の世界観を確立し、元禄以来の伝統を踏まえながらその技法を発展させました。